暗号化¶
パスワードなどのように取り扱いに注意を要する情報を守るといった要求に答えるため、PortaBaseデータファイルを暗号化することができます。暗号化されたファイルは、ファイル作成者が設定したパスワードを入力することでアクセスできるようになります(このパスワードは後から、“ファイル”メニューの”パスワード変更”で変更することができます)。このパスワードは覚えられる程度に易しいものにせざるを得ないため、これが暗号化使用時に最大の弱点になります; 良いパスワードを選ぶことが重要です。パスワードは以下のガイドラインに従うべきです:
6文字かそれ以上の長さにすること; 長いほど良い(上限はありません)
大文字小文字、数字、句読点の組み合わせを含めること。
個人情報(友人/関係者/ペットの名前、住所や電話番号など)からつけないこと(あるいは意図的にスペルミスをいれること)。
覚え易いこと; もし上の内容に沿った”良い”パスワードを選ぶことができれば、あなたのデータは現実的には覗き見不可能です。
セキュリティ及び実装上の理由から、暗号化されたファイルの入力内容は一度にメモリに保持されます; したがって暗号化されたファイルは暗号化されていないファイルほど大きなサイズにすることはできません。数百から2、3千レコードのファイルは問題なく扱えますが、数千のデータレコードがある場合はそうは行かないと思います(Maemoの場合です; より多くのメモリを積んだデスクトップコンピュータであれば、けっこう大きな暗号化されたファイルを扱えます)。
PortaBaseでの暗号化の詳細(使用しているアルゴリズムなども含む)は、PortaBaseのホームページ(http://portabase.sourceforge.net)をご覧ください。